広島で注文住宅を建てる場合の総額は、土地の有無や立地によって大きく変わります。

全国の土地付き注文住宅の平均所要資金は、2025年度のフラット35利用者調査で約5,313万円でした(本文の比較表は2024年度の集計値を使用しています)。

広島の水準も、建物の仕様や土地選びによって差が出る可能性があります。

この記事では、広島の相場、土地代、坪単価、ローン返済までを順に整理します。

最後に、地元の工務店とハウスメーカー2社の特徴も比較します。

広島で注文住宅を建てるなら、価格だけでなく断熱性能や自然素材、将来の維持費も大切です。地元の工務店とハウスメーカーの特徴を比較してみましょう。

暑さ・寒さ、素材、価格まで。広島の暮らしに合う家づくり工務店・ハウスメーカーを徹底比較

広島の注文住宅の相場はいくら?建築費と土地込み総額

広島県の平均建築費と土地取得費を公的統計で確認し、費用の内訳や坪数別の目安まで順に整理します。

広島県の注文住宅の平均建築費と延床面積

広島県の注文住宅(建物のみ)の平均建築費は約4,306万円で、平均延床面積は125.9㎡(約38.1坪)です。

ここでは、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」の2024年度(2024年4月〜2025年3月)の結果を用います。

この調査の「注文住宅」は、土地取得費を含まず、住宅の建設費を対象とする統計区分です。

建築費を延床面積で割ると、1坪あたり約113万円になります。

ただし、この数値はフラット35の利用者に限った平均です。

広島県の平均は、2023年度が約3,959万円、2024年度が約4,306万円と、年度によって大きく動いています。

1年分の数字だけで判断せず、幅を持った目安として捉えることが大切です。

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」2024年度集計表

広島県の土地付き注文住宅の平均総額と土地取得費

広島県の土地付き注文住宅の平均総額は約5,211万円で、内訳は建築費が約3,784万円、土地取得費が約1,427万円でした。

この調査の「土地付注文住宅」は、土地取得費と住宅の建設費を含む統計区分です。

平均延床面積は119.2㎡(約36.1坪)、平均敷地面積は264.3㎡(約80坪)でした。

総額に占める土地取得費の割合は、約27%にあたります。

前の見出しの「建物のみ」の区分より建築費が低いのは、延床面積がやや小さいことなども影響していると考えられます。

土地取得費は、購入する場所によって大きく変わります。

エリアごとの違いは、後述の土地相場の章で確認します。

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」2024年度集計表

全国平均と比較した広島の注文住宅の価格水準

同じ2024年度で比べると、広島県は建築費が全国平均より高く、土地取得費は全国平均より低い結果でした。

注文住宅(建物のみ)の建築費は、全国平均より約374万円高くなっています。

土地付注文住宅の建築費も、全国平均を約272万円上回りました。

一方で土地取得費は、全国平均より約68万円低い水準です。

その結果、土地込みの総額は全国平均より約204万円高くなっています。

延床面積が全国より広いことが、建築費の差に影響している可能性があります。

ただし、平均値は一部の高額な案件に引き上げられることもあります。

広島県と全国の注文住宅の平均費用比較表(2024年度)

地域統計区分平均建築費平均延床面積平均土地取得費土地付注文住宅の平均総額
広島県注文住宅(建物のみ)約4,306万円125.9㎡対象外対象外
全国注文住宅(建物のみ)約3,932万円118.5㎡対象外対象外
広島県土地付注文住宅約3,784万円119.2㎡約1,427万円約5,211万円
全国土地付注文住宅約3,512万円111.1㎡約1,495万円約5,007万円

※同一年度・同一区分の平均値で比較しています。「対象外」は、その統計区分に含まれない項目です。

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」2024年度集計表

注文住宅の総額に含まれる本体工事費・付帯工事費・諸費用

注文住宅の総額は本体工事費・付帯工事費・諸費用の3つで構成され、一般に本体工事費が土地代を除く総額の70〜80%を占めるといわれます。

本体工事費は、建物そのものをつくるための費用です。

付帯工事費は、地盤改良や外構、給排水の引き込みなど、建物以外の工事にかかる費用で、目安は15〜20%です。

諸費用は、登記費用やローン手数料、保険料などで、目安は5〜10%とされています。

ただし、外構・空調・照明・地盤改良をどの区分に入れるかは、会社によって異なります。

同じ費用を二重に計上したり、必要な工事を見落としたりしないよう、見積書では各費用区分に含まれる項目を確認しましょう。

注文住宅の取得総額を土地取得費、本体工事費、付帯工事費、諸費用に分けて示した費用構成図

注文住宅の総費用内訳表

費用区分主な内容費用の目安見積もり時の確認事項
本体工事費基礎・構造・内外装・標準設備など、建物そのものの工事土地代を除く総額の約70〜80%標準仕様の範囲と、照明・空調・カーテンが含まれるか
付帯工事費地盤改良、外構、給排水・ガス引き込み、解体など同約15〜20%地盤改良や外構が「別途」扱いになっていないか
諸費用登記費用、ローン手数料、火災保険料、各種税金同約5〜10%見積書に計上されているか、別途自己負担か
その他費用土地購入費・仲介手数料、仮住まい、引っ越しケースにより異なる土地を購入する場合は、建物の総額と別枠で把握しているか

※割合は一般的な目安です。実際の区分や金額は会社・プランで異なります。

30坪・35坪・40坪の建築費用と坪単価の目安

広島県の平均坪単価(約113万円)で試算すると、30坪は約3,393万円、35坪は約3,959万円、40坪は約4,524万円が目安です。

坪単価は、広島県の注文住宅の平均建築費(約4,306万円)を、平均延床面積(約38.08坪)で割って算出しました。

この数値は調査上の「建築費」をもとにした平均値です。

会社が広告で示す本体価格ベースの坪単価とは、定義が異なる場合があります。

建物本体価格は、本体工事費の一般的な割合(70〜80%)の中間である75%で仮に試算しました。

実際の契約金額は、間取りや仕様、会社によって変わります。

試算はあくまで比較の物差しとして使い、見積書の金額と照らし合わせてください。

30坪・35坪・40坪の建築費比較表

延床面積想定坪単価建物本体価格(試算)付帯工事費・諸費用を含む概算額
30坪(約99㎡)約113.1万円約2,545万円約3,393万円
35坪(約116㎡)約113.1万円約2,969万円約3,959万円
40坪(約132㎡)約113.1万円約3,393万円約4,524万円

※想定坪単価は、2024年度の広島県の注文住宅(建物のみ)の平均建築費÷平均延床面積で算出しています。概算額は「想定坪単価×坪数」、建物本体価格はその75%の仮定値で、実際の契約金額ではありません。

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」2024年度集計表

広島市内・近郊の土地相場とエリア別の特徴

立地によって土地取得費は大きく変わります。

ここでは公示地価をもとにエリアごとの価格差を整理し、通勤・子育て環境と予算のバランスを考えます。

広島市内・近郊のエリア別土地価格比較表(2026年公示地価・住宅地)

エリア土地価格の目安(住宅地の平均)30坪・40坪の土地取得費の試算地域の特徴土地選びの確認事項
広島市中区約146万円/坪約4,380万円・約5,840万円都心部にあたり、市内で最も価格が高い予算に対する敷地面積、駐車場の確保
広島市南区約74万円/坪約2,220万円・約2,960万円中区の約半分の水準で、都心への近さを保ちやすい浸水・高潮の想定区域に入っていないか
広島市西区約56万円/坪約1,683万円・約2,244万円南区より低く、市の西側に位置する浸水想定区域の確認
広島市安佐南区約36.5万円/坪約1,095万円・約1,460万円アストラムライン沿線を含み、価格を抑えやすい土砂災害警戒区域・造成地の確認
広島市佐伯区約36.2万円/坪約1,086万円・約1,448万円市西部に広がる郊外型の住宅地土砂災害・浸水の想定区域の確認
安芸郡府中町約60.7万円/坪約1,821万円・約2,428万円広島市に隣接し、西区に近い価格水準通勤経路・交通手段、浸水想定の確認
安芸郡海田町約46.6万円/坪約1,398万円・約1,864万円府中町より価格が低い調査地点が少ないため、個別の売出価格で確認

※公示地価は、地価調査や実際の売出価格とは別の指標です。同じ区でも、地点や用途によって価格に差があります。
※試算は「坪単価×30坪(または40坪)」の単純計算です。仲介手数料や造成費などは含みません。

出典:

公示地価データ(2026年) 広島市(トチノカチ)

公示地価データ(2026年) 府中町(トチノカチ)

公示地価データ(2026年) 海田町(トチノカチ)

広島市中区・南区・西区の土地相場と特徴

中区・南区・西区は広島市内でも土地価格が高く、住宅地の公示地価の平均は中区が約146万円/坪、南区が約74万円/坪、西区が約56万円/坪でした。

中区は都心部にあたり、30坪の土地でも取得費は約4,380万円に達する計算です。

先ほどの30坪の建築費(約3,400万円の試算)を足すと、総額は7,000万円台後半になります。

南区は中区の約半分の水準で、都心への近さを保ちやすいエリアです。

西区は南区よりさらに低く、30坪で約1,683万円の計算になります。

いずれも前年から上昇しており、中区は+5.4%、南区は+4.2%、西区は+2.0%でした。

購入時期によって価格が変わるため、予算には余裕を持たせておくと安心です。

出典:公示地価データ(2026年) 広島市(トチノカチ)

広島市安佐南区・佐伯区の土地相場と特徴

安佐南区と佐伯区の住宅地の公示地価は約36万円/坪で、西区よりさらに約20万円/坪低い水準です。

30坪の土地取得費は、安佐南区が約1,095万円、佐伯区が約1,086万円の計算になります。

40坪に広げても約1,450万円前後で、広めの敷地や駐車スペースを検討しやすい価格帯です。

先ほど確認した広島県の平均土地取得費(約1,427万円)は、この2区の40坪相当に近い金額でした。

安佐南区はアストラムライン沿線を含み、佐伯区は市の西部に広がる郊外型の住宅地です。

ただし、両区とも上昇傾向にあります(安佐南区+3.3%、佐伯区+3.4%)。

早めに予算の上限を決めておくと、候補地を絞りやすくなります。

出典:公示地価データ(2026年) 広島市(トチノカチ)

安芸郡府中町など広島市近郊の土地相場と特徴

安芸郡府中町の住宅地の公示地価は約60.7万円/坪で、広島市の各区と比べると、西区(約56万円/坪)に近い水準でした。

30坪で約1,821万円、40坪で約2,428万円の計算になります。

府中町は広島市に隣接しており、市内への通勤・通学を意識する世帯が検討しやすいエリアです。

海田町は約46.6万円/坪と府中町より低めですが、前年比+9.5%と上昇幅が目立ちます。

調査地点が前年の6地点から3地点に減っており、地点の入れ替わりが影響している可能性もあります。

広島市近郊でも、エリアによって土地価格は異なります。

価格だけでなく、通勤時間や交通手段も考慮して比較することが大切です。

出典:

公示地価データ(2026年) 府中町(トチノカチ)

公示地価データ(2026年) 海田町(トチノカチ)

土地価格以外に確認したい地盤・造成・災害リスク

土地価格が安く見えても、地盤・造成・災害リスクへの対策費で総額が膨らむ場合があるため、契約前の確認が欠かせません。

広島市は、周辺の山麓部でのがけ崩れや土石流、市街地での洪水や高潮による浸水の危険性があると示しています。

こうした区域は、土砂災害警戒区域や浸水想定区域として指定・公表され、市がハザードマップを作成しています。

また、北部の安佐南区・安佐北区の丘陵地には、花崗岩が風化した「マサ土」が堆積しています。

市の資料では、集中豪雨で斜面崩壊や土石流が起こりやすい地形的特性があると説明されています。

購入前には、ハザードマップで該当区域かを確認し、地盤調査の結果や造成の履歴、擁壁の状態もチェックしましょう。

地盤改良や擁壁の補強が必要になると、建築費とは別に追加費用が生じる可能性があります。

出典:広島市「危険な区域を確認する(土砂災害警戒区域/浸水想定区域など)」

広島の注文住宅の坪単価と予算4500万〜5000万円の考え方

坪単価は、含まれる費用や面積の算出条件をそろえて比較することが大切です。

ここでは、土地込み4,500万〜5,000万円の予算で想定できる住宅の広さを試算します。

坪単価に含まれる費用と住宅会社による価格の違い

坪単価は「建物の価格を床面積で割った数値」ですが、含まれる費用の範囲は住宅会社によって異なります。

そのため、坪単価だけで比較すると、実際の総額を正しく把握できない場合があります。

広告などで示される坪単価は、本体工事費だけで算出されているケースが多くあります。

付帯工事費や諸費用は、別に必要になることが一般的です。

割る面積も、延床面積とする会社と、バルコニーや玄関ポーチを含む施工面積とする会社があります。

同じ坪単価80万円でも、含まれる範囲が違えば、実際の総額は数百万円単位で変わる可能性があります。

比較するときは、坪単価の算出式と、標準仕様に含まれる設備の範囲を、会社ごとに確認しましょう。

坪単価が同じ80万円でも含まれる工事費の違いで建築総額に差が出る仕組みを示した比較図

希望する延床面積と間取りから建物予算を決める

建物予算は、総予算から土地取得費や付帯工事費、諸費用を差し引いて考えることが大切です。

そのうえで、希望する延床面積や間取りが実現できるかを検討しましょう。

広島県の土地付注文住宅の平均延床面積は、2024年度で約119㎡(約36坪)でした。

ただし、必要な広さは家族構成や暮らし方によって変わります。

先に必要な部屋数と収納量を整理し、優先度の低い部屋を削ると、面積を抑えやすくなります。

子ども部屋を将来間仕切れる形にするなど、後から面積の使い方を調整できる設計も選択肢です。

面積の希望と予算がかみ合わない場合は、土地を価格の低いエリアに変えるかどうかも比較しましょう。

間取りの具体的な工夫は、後の章で詳しく扱います。

総予算5000万円で土地取得費が1000万・1500万・2000万円の場合の建物予算の違いを示す図

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」2024年度集計表

土地込み4500万〜5000万円の予算シミュレーション

今回の試算条件では、土地込み4,500万円の予算で約25〜28坪、5,000万円の予算で約29〜33坪の延床面積を想定できます。

試算では、土地取得費を広島県の平均に近い約1,480万円としました(土地代約1,427万円と、仲介手数料約54万円の合計)。

残りの建築予算は、本体工事費75%・付帯工事費18%・諸費用7%で配分しています。

延床面積は、本体の坪単価を80万〜90万円と仮定して算出しました。

総予算が500万円増えると、延床面積は約4〜5坪広がる計算です。

土地代を抑えられれば、同じ総予算でも建物に回せる金額が増えます。

逆に土地代が高いエリアでは、建物の広さや仕様の優先順位を見直す必要が出てきます。

土地込み4500万円と5000万円の予算配分と想定延床面積25〜33坪の違いを比較した図

総予算4,500万円・5,000万円の配分比較表

総予算土地取得費建物本体価格付帯工事費諸費用・その他想定延床面積
4,500万円約1,480万円約2,265万円約544万円約211万円約25〜28坪(約83〜94㎡)
5,000万円約1,480万円約2,640万円約634万円約246万円約29〜33坪(約97〜109㎡)

※土地取得費の約1,427万円は、広島県の土地付注文住宅の平均値(2024年度)です。仲介手数料は、取引形態によって不要な場合があります。

※ここで使用する坪単価80万〜90万円は、建物本体価格を対象とした仮定値です。前述の約113万円/坪は、住宅金融支援機構の建築費をもとにした数値であり、算出対象が異なります。

※付帯工事費には外構・地盤改良などを、諸費用には登記費用やローン手数料、保険料などを含めた想定です。家具・家電や引っ越し費用は含みません。

※実際の配分は、会社や土地の条件によって変わります。

世帯年収に合った住宅ローンと無理のない返済計画

住宅ローンの借入額は、金融機関から借りられる上限額ではなく、家計に無理なく返済できる金額を基準に考えることが大切です。

ここでは、年収と金利をもとに返済額を試算します。

世帯年収850万〜950万円で考える住宅ローン借入額

世帯年収850万〜950万円の場合、返済負担率25%・35年返済・年3.83%で計算すると、借入額の目安は約4,100万〜4,600万円です。

返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合です。

年収850万円なら借入額は約4,093万円、年収950万円なら約4,575万円になります。

教育費や車の買い替えなどを見込むと、負担率を20〜25%程度に抑える考え方が一般的です。

負担率20%で同じ条件なら、借入額は約3,300万〜3,700万円に下がります。

なお、フラット35を利用した全国の土地付注文住宅の購入者(2025年度)は、平均世帯年収が約742万円、平均の総返済負担率は26.4%でした。

世帯年収850万〜950万円で返済負担率20%と25%の場合の住宅ローン借入額を比較した図

出典:

住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」

住宅金融支援機構「フラット35の金利情報(2026年10月)」

借入額4000万・4500万・5000万円の月々返済額

借入額が500万円増えるごとに、月々の返済額は年3.83%で約2.2万円、年1.5%で約1.5万円増えます。

計算条件は、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なしで統一しました。

年3.83%は、2026年10月のフラット35(21〜35年・融資率9割以下)で最も多い金利です。

年1.5%は、同月の地方銀行の変動金利の水準(約1.5%)をもとにした仮の想定です。

頭金を入れずに4,500万〜5,000万円を年3.83%で借りると、月々の返済額は約19.5万〜21.6万円になります。

借入可能額が大きくても、毎月の返済額が家計に収まるかを必ず確認しましょう。

住宅ローン借入額別の月々返済額比較表

借入額適用金利返済期間月々返済額年間返済額
4,000万円年1.5%35年約12.2万円約147.0万円
4,500万円年1.5%35年約13.8万円約165.3万円
5,000万円年1.5%35年約15.3万円約183.7万円
4,000万円年3.83%35年約17.3万円約207.7万円
4,500万円年3.83%35年約19.5万円約233.6万円
5,000万円年3.83%35年約21.6万円約259.6万円

※金利が一定のまま返済する前提の試算です。団体信用生命保険料や事務手数料、税制優遇は考慮していません。

※変動金利は、返済の途中で金利が変わる可能性があります。

固定金利・変動金利と金利上昇時の返済負担

変動金利は当初の返済額を抑えやすい一方、金利上昇によって返済負担が増える可能性があります。

固定金利と比較する際は、当初の返済額だけでなく、将来の金利変動に家計が対応できるかを考えることが大切です。

2026年10月のフラット35(固定)は、最も多い金利が年3.83%です。

同月の変動金利は、メガバンクが年1.3%前後、地方銀行が年1.5%前後、ネット銀行が年1.6%前後でした。

日本銀行は2026年9月に政策金利を1.25%へ引き上げており、変動金利も今後上昇する可能性があります。

4,500万円を35年で借りた場合、金利が年1.5%なら月約13.8万円です。

年2.5%になると約16.1万円、年3.5%では約18.6万円まで増えます(借入当初から金利が変わった場合の単純比較)。

全期間固定金利は借入時に返済額が確定する点が特徴です。

今回の4,500万円の試算では、年3.83%の固定金利は年1.5%の変動金利より、当初の月々の返済額が約5.7万円高くなります。

4500万円を35年返済で借りた場合の金利1.5〜3.83%による月々返済額の違いを示す棒グラフ

出典:

住宅金融支援機構「フラット35の金利情報(2026年10月)」

もげチェック「住宅ローン金利2026年10月の最新動向」

教育費・生活費・老後資金を考慮した返済計画

返済計画は、住宅ローンの月々の返済額だけでなく、教育費・生活費・老後資金を含めた家計全体で組み立てることが大切です。

フラット35を利用した全国の土地付注文住宅の購入者は、2025年度の平均年齢が40.1歳でした。

35年返済なら、完済は75歳前後になる計算です。

定年後も返済が続く場合は、老後資金の準備と並行して進める必要があります。

教育費は子どもの進学とともに増えるため、返済と重なる時期に家計が厳しくなりやすい点にも注意が必要です。

住宅ローン以外にも、固定資産税や火災保険料、将来の修繕費がかかります。

ボーナス返済に頼らず、毎月の収入だけで返せる額に抑えると、収入が変わった場合も対応しやすくなります。

最終的な借入額は、金融機関やファイナンシャルプランナーに、家計の将来推計を相談したうえで決めましょう。

40歳から75歳までの住宅ローン返済と教育費・老後資金の準備が重なる時期を示すタイムライン図

出典:住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」

広島の注文住宅で建築費を抑える方法と注意点

初期費用だけでなく、将来の光熱費や修繕費も含めて比較しましょう。

断熱性能や自然素材の価値を踏まえた、費用の調整方法を解説します。

建物の形状・延床面積・間取りを工夫して建築費を抑える

建築費を抑える方法の一つは、建物の形をシンプルにし、延床面積と間取りを必要な範囲に絞ることです。

凹凸の多い形は、外壁や屋根の面積が増え、工事の手間もかかります。

1階と2階の面積をそろえた総2階のような形は、コストを抑えやすいとされています。

廊下を減らして水回りを1か所にまとめると、延床面積と配管工事の費用を抑えられます。

延床面積は、広島県の平均(約119〜126㎡)を一つの目安に、必要な広さを検討しましょう。

ただし、面積を小さくしても、キッチンや浴室などの設備費は大きく変わりません。

そのため、建物が小さいほど坪単価は割高になる場合があります。

坪単価ではなく、総額で比べましょう。

凹凸の多い住宅とシンプルな総2階住宅を比較し、外壁や屋根の工事量と建築費の関係を示す図

断熱・気密・耐震性能と初期費用・光熱費のバランスを考える

断熱・気密・耐震性能は、入居後の快適性や省エネ性、安全性に関わる重要な要素です。初期費用だけで判断せず、長期的な効果や維持費も含めて比較しましょう。

2025年4月から、新築住宅は省エネ基準への適合が義務になり、断熱等級4が最低ラインになりました。

断熱性能は、UA値(外皮平均熱貫流率)という指標で表され、小さいほど熱が逃げにくくなります。

広島県の多くの地域が含まれる6地域では、等級4が0.87、等級5が0.60、等級6が0.46、等級7が0.26です。

地域区分は市町村ごとに定められているため、建築地の区分を確認してください。

6地域にあたる北九州市の試算では、住む年数が長いほど、断熱性能の高い等級のほうが建築費と冷暖房費の合計で有利になる傾向が示されています。

耐震等級は、等級1が建築基準法の最低基準で、等級3はその1.5倍の強さです。

気密性能(C値)には、全国一律の義務基準がないため、会社が実測しているか、数値を公表しているかが比較の材料になります。

窓や断熱材など、後から変えにくい部分は、優先順位を高く設定しましょう。

住宅の断熱性能・気密性能・耐震性能が建築時の費用や光熱費、快適性、安全性に関係する仕組みを示す図

出典:

省エネ基準引き上げへ。脱炭素化も。(国土交通省)

省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド(国土交通省)

自然素材の経年変化と将来の修繕・メンテナンス費用を比較する

自然素材は経年変化を楽しめる一方で、傷や反り、定期的な手入れが必要になる場合があり、初期費用と将来の維持費をセットで比べることが大切です。

無垢の床材は、時間とともに色合いが変わり、風合いが増すとされています。

一方で、水や傷に弱く、季節による伸縮でわずかな隙間が出ることがあります。

塗り壁は、細かなひび割れが入ることがあり、部分的な補修で対応するケースがあります。

新建材は手入れが少ない傾向ですが、傷んだ場合は部分補修が難しく、張り替えになることもあります。

外壁や屋根は、素材を問わず、定期的な点検と補修が必要です。

自然素材は「手入れが不要な素材」ではなく、「手入れを前提に長く使う素材」と考えると判断しやすくなります。

見積もりの段階で、塗装やワックスがけの頻度と費用の目安を、会社に確認しておきましょう。

無垢材や塗り壁の自然な経年変化と補修が必要な劣化を比較し、メンテナンスの考え方を示す図

住宅設備・標準仕様を見直すメリットとデメリット

設備のグレードや標準仕様を見直すと初期費用を抑えられますが、交換費用や使い勝手に影響するため、優先順位を決めて調整することが大切です。

標準仕様を中心に設備を選ぶことで、追加費用を把握しやすくなり、仕様選びの負担を軽減できる場合があります。

一方で、オプションを追加するたびに費用が積み上がり、予算を超える原因になります。

キッチンや浴室のグレードを下げれば、初期費用は下がります。

ただし、変更する設備によっては、耐久性や掃除のしやすさ、使い勝手が異なる場合があります。

断熱や耐震など後から変えにくい部分は削らず、後から交換できる設備で調整するのが基本です。

外構や照明、カーテンを引き渡し後に別手配にする方法もありますが、その分の費用は別に発生するため、総額での確認が欠かせません。

注文住宅の費用調整で断熱・耐震性能を優先し、間取りや住宅設備を見直す順序を示したピラミッド図

注文住宅の費用調整方法とメリット・デメリット比較表

費用調整の方法メリットデメリット確認事項
設備のグレード変更初期費用を下げやすい耐久性や掃除のしやすさが下がり、交換が早まる可能性がある型番、保証期間、将来の交換費用の目安
標準仕様の活用価格が明確で、打ち合わせの手間を減らせる選べる範囲が限られ、希望と合わない場合がある標準仕様書で、含まれる設備と範囲を確認
オプションの優先順位付け予算内で優先度の高い項目に集中できる後から追加すると割高になる項目がある後付けの可否と、追加時の費用
外構・照明などの分離発注内容と費用を自分で比較できる手配の手間が増え、引き渡し時に未完成の部分が残る場合がある契約範囲と、引き渡し時の状態
建物形状・面積の見直し工事量が減り、総額を抑えやすい収納や居室が不足し、暮らしにくくなる場合がある必要な広さと、将来の家族構成

広島で注文住宅を検討したい工務店・ハウスメーカーおすすめ2選

2社を同じ項目で比較し、予算や価値観に合う会社を選ぶ材料を整理します。

公式サイトの公開情報をもとにしており、確認できなかった項目は「要確認」と記載しています。

山尾工務店・一条工務店の会社比較表

項目 有限会社山尾工務店 株式会社一条工務店
対応エリア 広島県廿日市市・広島市・大竹市・東広島市・呉市などを中心に県内。上記以外も相談可 沖縄県・高知県を除く全国(グループ全体で約520拠点、2026年3月末時点)。広島県内の展示場は公式サイトで要確認
坪単価の目安 公式サイトで公表を確認できず(要確認) 公式サイトで公表を確認できず(要確認)
自然素材・標準仕様 国産杉の無垢材・建具、琉球の漆喰、天然ミネラル系の塗壁、土佐和紙、植物油のオイルフィニッシュ。基本仕様は樹脂サッシ・オール電化・LED照明 自社グループ生産の標準仕様が特長。標準とオプションの範囲は、公式の標準仕様ページで要確認
断熱・気密・耐震性能 樹脂サッシと断熱ガラス、耐震強度3、ZEHビルダー登録。UA値・C値は公式サイトで確認できず(要確認) 外内ダブル断熱構法で断熱等級6をクリア(対象商品)、高気密構造、耐震等級3を超える「2倍耐震」。C値は要確認
設計の特徴 完全自由設計、中桁を入れる「背骨のある家」、平屋や3階建ての実例 9つの商品シリーズ、平屋・3階建てのページ、建築実例を公開
保証・アフターサービス 地震建替え保証(引き渡しから10年、自己負担なしで建替え費用を100%保証)、住宅完成保証制度・瑕疵保証制度に加入 安心30年長期保証(点検・メンテナンスなどの継続条件あり)、アフターサポートセンター、専用アプリ「i-サポ」
向いている人 自然素材を重視し、地元の工務店と相談を重ねて建てたい人 住宅性能を重視し、商品シリーズから仕様を選んで建てたい人
契約前の注意点 年間着工件数が少なめ、モデルハウスなし(見学会で確認)、坪単価・UA値・C値は要確認、ZEH実績は年度で異なる 坪単価・総額は未公表のため見積もりで確認、保証の継続条件、標準仕様に含まれる設備範囲を確認

※いずれも2026年10月9日時点で、各社の公式サイトで確認できた内容です。

有限会社山尾工務店|自然素材と暮らし心地を大切にする地域密着の工務店

有限会社山尾工務店 公式HPの画像
引用元:有限会社山尾工務店 公式HP
会社名有限会社山尾工務店
住所〒733-0012
広島県広島市西区中広町1-5-17
電話番号0120-74-0656
公式サイトURLhttps://www.yamao-k.com/

広島市西区に本社を置き、新築から増改築・古民家再生まで手がける工務店です。

国産の無垢材や琉球の漆喰など、自然素材を取り入れた家づくりが特徴です。

中桁を入れる「背骨のある家」の工法に加え、引き渡しから10年間の地震建替え保証や、住宅完成保証制度・瑕疵保証制度にも加入しています。

自然素材の質感を重視し、地元の工務店と相談を重ねて建てたい人に向いています。

ただしモデルハウスはなく、見学会で仕様を確認する形になります。

山尾工務店のHPで詳しくみる

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有限会社山尾工務店の評判・口コミは?家づくりの特徴と注意点を解説

株式会社一条工務店|断熱・気密性能と省エネ性を重視する住宅メーカー

株式会社一条工務店 公式HPの画像
引用元:株式会社一条工務店 公式HP
会社名株式会社一条工務店
住所【広島アスタ展示場】
〒732-0068
広島県広島市東区牛田新町2-2-10-6
【広島アスタ東展示場】
〒732-0068
広島県広島市東区牛田新町2-2-10-20
【広島吉島展示場】
〒730-0822
広島県広島市中区吉島東1-15-2
電話番号【広島アスタ展示場】082-511-7211【広島アスタ東展示場】082-511-2101【広島吉島展示場】082-545-9811
公式サイトURLhttps://www.ichijo.co.jp/

東京都江東区と静岡県浜松市に本社を置き、全国で住宅の設計・施工を手がける住宅メーカーです。

外内ダブル断熱構法などを採用し、対象商品で断熱等級6以上の性能を標準としている点が特徴です。

熱交換換気システムや全館空調、耐震等級3を超える「2倍耐震」など、性能面の技術を幅広く公開しています。

保証には安心30年長期保証が用意され、アフターサポートセンターや専用アプリで相談できます。

住宅性能を重視し、商品シリーズから仕様を選んで建てたい人に向いています。

ただし坪単価は公式サイトで公表されておらず、見積もりでの確認が必要です。

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株式会社一条工務店の評判は?良い・悪い口コミと後悔する理由を解説

広島で注文住宅の見積もりを比較するときのポイント

見積もりは、金額だけでなく、条件・範囲・保証をそろえて比べましょう。

契約前に確認したい点を3つに分けて整理します。

注文住宅の見積もりを同じ条件で依頼し、費用範囲と保証・契約条件を比較する3ステップ図

同じ延床面積・間取り・住宅性能で見積もりを依頼する

見積もりを比べるときは、延床面積・間取り・住宅性能の3点を同じ条件にそろえて依頼することが出発点です。

条件がそろっていないと、金額の差が会社の違いなのか、条件の違いなのか判断できません。

たとえば「延床面積35坪、4LDK、断熱等級5以上、耐震等級3」のように、数値で伝えるのが確実です。

土地が決まっている場合は、敷地条件や地盤調査の結果も共有しましょう。

依頼する会社は、2〜3社程度に絞ると、比較と打ち合わせの負担を抑えられます。

要望の優先順位(譲れない点と、削ってもよい点)を添えると、各社の提案の質を比べやすくなります。

同じ要望書や間取りメモを全社に渡すことで、提案内容の違いがより明確になります。

見積書の一式表記・別途工事・追加変更条件を確認する

見積書は、一式表記と別途工事の範囲、追加・変更の条件を確認し、総額に何が含まれるかを明確にしましょう。

「〇〇工事一式」と書かれた項目は、内訳が見えにくく、他社との比較が難しくなります。

数量や単価を含む内訳の提示を、依頼しましょう。

地盤改良、外構、給排水の引き込み、解体、照明・空調・カーテンは、「別途工事」になることがあります。

地盤改良費は、地盤調査の前の見積もりには含まれず、調査後に確定するケースもあります。

契約後に仕様を変更した場合、変更内容によっては追加費用が発生することがあります。

変更の手順と費用の決め方は、契約前に書面で確認しておきましょう。

見積もりの有効期限や、資材価格が変動した場合の扱いも、あわせて確認すると安心です。

保証内容・担当者の説明・契約条件を比較する

保証内容や担当者の説明、契約条件も、価格とあわせて比較しましょう。

新築住宅の構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防ぐ部分は、法律で引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が定められています。

会社は、その責任を果たすために、保険加入または保証金の供託を行う必要があります。

これを上回る独自保証の期間や条件は、会社によって異なります。

たとえば、山尾工務店は引き渡しから10年間の地震建替え保証、一条工務店は条件付きの30年長期保証を、公式サイトで案内しています。

期間の長さだけでなく、継続条件や免責事項、有償点検の有無まで比べましょう。

担当者の説明は、質問への回答が具体的で、書面でも残るかを見ます。

契約書では、支払い時期、引き渡し時期、遅延時の扱いを確認してください。

住宅会社の見積もり比較チェック表

比較項目確認内容確認する書類
依頼条件延床面積・間取り・性能が同一か、坪数の定義(延床面積か施工面積か)がそろっているか見積書、仕様書、平面図
本体工事費の範囲標準仕様に含まれる設備・建材の内容仕様書、仕様一覧
付帯・別途工事地盤改良、外構、給排水の引き込み、解体、照明・空調・カーテンの扱い見積書の別途工事欄、見積条件書
諸費用登記費用、ローン手数料、火災保険料、各種税金の計上有無資金計画書
追加・変更の条件契約後の変更の可否、追加費用の算定方法、減額時の扱い工事請負契約約款、変更契約書の見本
保証・アフターサービス保証期間、継続条件、免責事項、定期点検の頻度保証書の見本、保証約款、点検計画書
契約・支払い条件支払い時期(着手金・中間金・最終金)、引き渡し時期、遅延時の扱い工事請負契約書、支払条件表、工程表
担当者の説明質問への回答の具体性、書面で残るか打ち合わせ議事録、回答メール

広島の注文住宅の相場に関するよくある質問

相場を調べる方から多い4つの疑問に、結論から順にお答えします。予算や制度の確認にお役立てください。

広島で2000万円台の注文住宅を建てることはできますか?

すでに土地を所有している場合は、延床面積や設備の仕様を調整することで、建築費を2,000万円台に抑えられる可能性があります。

ただし、実現できるかは住宅会社や建築条件によって異なります。

広島県の注文住宅(建物のみ)の平均建築費は、2024年度で約4,306万円でした。

2,900万円で30坪を建てる場合、総額ベースの坪単価は約97万円で、平均(約113万円)を下回る水準が必要です。

土地から購入する場合は、土地取得費も必要になるため、建物に使える予算が限られます。

安佐南区・佐伯区で30坪の土地を約1,090万円で取得すると仮定した場合、総予算2,999万円から土地代を差し引いた残額は約1,909万円です。

実際には土地購入時の諸費用も必要になるため、建築費に充てられる金額はさらに少なくなります。

低価格の見積もりでは、地盤改良や外構などが別途工事になり、総額が3,000万円を超える可能性もあります。

標準仕様の範囲や断熱・耐震性能は、金額とあわせて確認しましょう。

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」2024年度集計表

平屋と2階建てではどちらの建築費が高くなりますか?

同じ延床面積で比べると、一般に平屋のほうが建築費は高くなりやすいです。

平屋は、1階の床面積が大きくなるため、基礎と屋根の面積が2階建てより広くなります。

その分、基礎工事や屋根工事の費用がかさみやすくなります。

敷地にも余裕が必要になるため、土地取得費が増える点にも注意が必要です。

ただし、2階建ては階段の設置や構造の補強が必要になるため、条件によっては平屋との差が小さくなる場合があります。

土地の広さや形、家族の暮らし方によって、総額の差は変わります。

山尾工務店・一条工務店のどちらも、公式サイトで平屋の実例や商品を公開しています。

建築費だけでなく、土地代を含めた総額で比較しましょう。

延床面積30坪の平屋と2階建てで、建築面積や基礎・屋根の工事量が異なる仕組みを示した比較図

広島の注文住宅で利用できる補助金や減税制度はありますか?

2026年10月時点では、国の「みらいエコ住宅2026事業」や住宅ローン控除が主な支援制度です。

ただし、注文住宅のZEH水準住宅は2026年9月30日に補助金の交付申請受付が終了しています。

GX志向型住宅と長期優良住宅は、予算上限に達していない場合、所定の期限まで申請できます。

みらいエコ住宅2026事業では、GX志向型住宅が全世帯を対象に1戸あたり110万円です(1〜4地域は125万円)。

子育て世帯・若者夫婦世帯は、長期優良住宅が75万円、ZEH水準住宅が35万円です。

ただし、注文住宅のZEH水準住宅の申請は、2026年9月30日で受付が終了しています。

そのほかの交付申請は、遅くとも2026年12月31日までで、予算の上限に達した時点で終了します。

また、補助を受けるには、施工会社が事業者として登録している必要があります。

住宅ローン控除は、2030年までの入居が対象で、新築の控除期間は13年です。

借入限度額は住宅性能で異なり、長期優良住宅は4,500万円(子育て・若者夫婦世帯は5,000万円)です。

ZEH水準住宅は3,500万円(同4,500万円)、省エネ基準適合住宅は2,000万円(同3,000万円)です。

制度の内容や受付状況は変わるため、契約前に各社と最新情報を確認してください。

出典:

みらいエコ住宅2026事業【公式】事業概要

ダイヤモンド不動産研究所「住宅ローン控除(減税)額シミュレーション【2026年版】」

土地探しから注文住宅の完成まで何か月かかりますか?

土地探しから注文住宅を建てる場合、完成までの期間は土地探しや設計、工事の進み方によって異なります。

一般的な計画の目安として10か月〜2年程度を見込む場合もありますが、個別の条件に応じた確認が必要です。

内訳の目安は、土地探しが3か月〜1年、設計・プランニングが3〜6か月、建築工事が4〜6か月です。

土地がすでにある場合は、設計と工事の合計で、7〜12か月ほどになります。

地盤改良や造成、古い建物の解体が必要な土地は、さらに期間が延びる可能性があります。

住宅ローンの審査や契約の手続きにも、一定の期間が必要です。

補助金を利用する場合は、申請の期限や予算の状況も踏まえて、着工時期を逆算しましょう。

入居したい時期が決まっているなら、1年半〜2年前から動き出すと余裕を持てます。

注文住宅の土地探し3か月〜1年、設計3〜6か月、建築工事4〜6か月の工程と期間を示す図

まとめ

広島の注文住宅の相場は、建物のみで約4,306万円、土地付きで約5,211万円(2024年度の平均)が出発点です。

実際の総額は、土地の立地と建物の仕様、諸費用の配分によって大きく変わります。

土地代は区ごとに差があり、中区は30坪で約4,380万円、安佐南区・佐伯区は約1,090万円の計算でした。

借入額は、返済負担率や金利上昇も考慮し、年収に対して無理のない範囲で決めましょう。

会社選びは、自然素材の質感や地元の工務店との相談を重視するなら山尾工務店、断熱など住宅性能と商品シリーズからの選択を重視するなら一条工務店が候補になります。

いずれも同じ条件で見積もりを依頼し、標準仕様・別途工事・保証まで比べて判断してください。

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